KOINEとは

KOINE (Kyudai global Open Innovation Network Engine)とは、九州大学が提唱するオープンイノベーションに基づくアイデア創出の仕組みです。英単語KOINEは、古代ギリシャ語由来の“共通言語、共通認識”を意味します。
KOINEでは、研究やビジネスの課題を、さまざまな分野の方々で多面的に議論する中で、課題の一般化・普遍化を進め、社会や産業に役立つ解決方法を見出します。KOINE会合に参加することで、”新鮮な出会いと思いもかけない発見”をされることになります。

01 課題解決の機会提供(KOINE会合)

KOINE

お困りになっている課題をKOINE事務局まで提案頂きます。参加メンバーの議論で課題を深く掘り下げて解決方法を探ります。教職員、学生、企業研究者、企業経営者、自治体職員、投資家等、これまでさまざまな方々が議論に参加しております。
会合は月に1回程度開催されており、参加毎に参加実費を頂いております。
参加メンバー間では、自由な意見交換を行いますが、その内容は外部には公表いたしません。組織や個人に不利益にならないよう秘密保持契約を最初に締結して参加頂きます。秘密保持契約を締結頂くことで、好きな研究プラットフォームに参加出来ます。既存の研究プラットフォームに当てはまらない課題は、新たな研究プラットフォームを立てることも可能です。研究プラットフォーム毎に、世話人と代表者がおります。

02 具体的な解決手法の提供

課題解決の方法を見出した後は、メンバー間で別途共同研究契約を結ぶことで具体的な研究開発を推進します。秘密保持契約の下でのオープンな議論と、共同研究契約に基づいたクローズな研究開発により、それぞれの具体的な課題解決を図ります。

03 グローバルな共有知識と手段の提供

それぞれの研究プラットフォームでは、知識や手段の共有を図ることでメンバー間の活動の利便性を高めております。このため、相互扶助に基づく協力関係を利用した効率的な取り組みが可能です。また、この取り組みは国内だけでなく海外にも広がっている研究プラットフォームもあります。

04 指導力のある人材育成

さまざまな人々が参加する中でのアイデア創出や、その後の具体的な実証検討や共同研究は、チャレンジ精神と指導力の養成につながります。グローバルイノベーションセンター(GIC)と協働するロバート・ファン/アントレプレナーシップセンター(QREC)では、不確実な社会を生き抜くための人材育成を行なっており、さまざまなプログラムがあります。

KOINE研究プラットフォーム

    これまで、6つの研究プラットフォームが立ち上がりました。新たな課題が出てくれば、随時新規研究プラットフォームを立ち上げます。

プラットフォームの具体例

PF1: NanoFactory
原子や分子などナノレベルでの材料成長、加工プロセス、分析等について検討します。

PF2: NanoFoundry
二次元原子膜材料を中心とした材料合成から産業応用まで検討します。
PF3: Cold Tech
冷熱を中心としたエネルギーの効率的利用を基にした複合的な産業における実用化研究を検討します。
PF4: Agri-food
農林水産業での生産者と消費者との間に、研究者も加わることで持続可能で地域性の特色のある新たな生産物や生産方法を検討します。
PF5: Open Data & Analysis
特定の大量データを、オープンな形で二次的に活用するための仕組みや分析手法について検討を行います。
PF6: Quantum Science & Technology
海外機関との連携も含めて、量子計算を実現するための総合的な検討を行います。

お問い合わせ

KOINE meeting事務局
〒816-8580 福岡県春日市春日公園6-1 九州大学グローバルイノベーションセンター
Email : koine_jimu(at)gic.kyushu-u.ac.jp  (at)を@に替えてください。

Page Top